ボンディング加工とは

ボンディング加工とは

一般的に消費者の皆さんは認識されているのでしょうか?

購入されるお洋服に付いている、ラベルや洗濯表示の裏側などで記載されていることはありますが

なかなかそこまで見て購入される方も少ないのではないかと思います。

どのような商品かと申しますと

リバーシブルなどで良く使われていますが

2枚の布を接着芯を使って張り合わせたものです。

通常の生地は編んでいるため、裏と表の柄もしくは色合いは同じになることがほとんどですが

ボンディング加工は、2枚の生地を張り合わせているため

裏と表の柄や色が違っています。

そのタメリバーシブルで違った楽しみが出るのですが・・・

ボンディング加工の問題は

張り合わせている接着芯の劣化などで、

生地が波打ったり空気が入ったようになったり、

表面にしみのように接着剤が浮き出てくるものもあります。

表面がべたべたしたり。

生地の劣化はいつ起こるかわかりませんが

2〜3年で劣化するものとされています。

確かにアパレル業界でも使用されている

お洋服の耐用年数は通常のお洋服では3年程度

ワイシャツなどの頻繁に使用されるものは2年程度が

目安となっておりますので

そこまで持てば良いと考えられてのことでしょうが

クリーニングにお持ちになる商品は

耐用年数を超えている商品も多く

お客様の大切なお洋服を安全に、末長く着用いただくためには

最初から、時限装置のついたような販売品は如何なものかな〜

と思うところがあります。

十分に注意してクリーニング致しますが

このような素材には悩まされます。

どうか?

ご購入の際にはこのようなことを十分にご理解の上、ご購入されることを願います。

もしくは長く着用することを望むのであれば

このような素材はお控えください。