鏡餅

本来のお正月の意味は歳神様家にお迎えし祝う行事です。

歳神様とは、先祖の集合霊のことを呼んだもので、年の初めにやってきて
その年の家族の健康や五穀豊穣を約束してくれる神様のことをさすそうです。

そして、正月飾りは、その歳神様を心から歓迎するための準備
門松・しめ飾り・鏡餅などです。

鏡餅はどうして飾るのでしょうか?
もちろん歳神様へのお供えです。

鏡餅と一口にいってもお餅の形状もさまざまなら飾り方も様々だそうです。

基本的には天辺に橙、もしくはみかんを飾り、御幣(ごへい)・四手(しで)といった紅白の紙細工を橙の下に置き、お餅の下には縁を紅でとってある四方紅といった紙を敷きます。後は裏白といってシダの葉っぱをお餅の下だったりお餅とお餅の間に海老などを飾る場合は海老のバックにつけたりと飾るようです。

それ以外にも金と銀の水引をたらしたり、扇をつけたり、昆布や熨斗あわび、干し柿、するめなどを一緒に飾ったり、地方によっては御幣の切り方に特徴があったりと様々な趣向があるとのこと。

それぞれのお飾りに意味があるので全部は無理でもポイントはちゃんと抑えて飾った方がいいですね。

基本形のお飾りの意味をご紹介しますね。

  • 橙(みかん)=子孫が代々(=橙)栄えるように。
  • 御幣、四手=四方に繁栄するように。赤と白を使うのは魔よけの意味もあるそう。 
  • 裏白=古い葉と新しい葉が一緒に成長するシダの葉の特徴から末永く繁栄するように。
  • 四方紅=赤い縁取りが天地四方を守り一年の繁栄を願って。

他にもいろんなお飾りに各々意味があります。

行事の意味ってしれば知るほど奥が深い。
このようなことをどうやって後世に伝えていくのか?

正月だから飾って・・・
スーパーで売ってたから買って・・・

なんとかこのような行事の大切さを伝えたいですね。

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